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【同志社大学地学研究会OB出版会】『新島襄の愛した石たち』

【同志社大学地学研究会OB出版会】『新島襄の愛した石たち』

 

同志社大学地学研究会OB出版会の著書『新島襄の愛した石たち』のご紹介です。

 

【同志社大学地学研究会OB出版会からのメッセージ】

 

今回、同志社創立150周年にコラボさせていただき、書籍「新島襄の愛した石たち」を発刊いたしました。

2017年に初めて地学研究会が調査した「新島旧邸の戸棚の石」の調査結果を中心に、自然科学者としての足跡を再発掘し、今まで多く紹介されている宗教家、教育者としての新島襄とは異なった人物像を描き出しております。

 

記念すべき同志社創立150周年の年にできるだけ多くの皆様方に、知られざる新島襄を知っていただきたく思っております。

発刊のこのような趣旨をご理解いただき、皆様に広報していただければ幸甚に存じます。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

新島旧邸の戸棚の石の本 出版について

 

1 島旧邸の戸棚の石の本作成の発端について

 

2017年5月16日~7月9日に、ハリス理化学館第12回企画展同志社大学地学研究会創立50周年記念「新島襄が感じた地球」という企画展を同志社大学同志社社史資料センターと共催いたしました。

 

この企画展の「新島旧邸標本」の鑑定が地学研究会に許され、面白いものが多く含まれていることが判明いたしました。そして図録「新島襄が感じた地球」にその一部を掲載できました。

 

 

展示終了後、同志社大学同志社社史資料センターから、「新島旧邸標本」についての知見を書物として残すことが出来れば、それを資料として今後の研究にも使えるのではないか、というお話をいただきました。地学研究会のメンバーも、同じことを考えておりましたので、「新島旧邸標本」についての書籍を出版することが決まりました。

 

爾来、同志社社史資料センターのご指導の下、同志社大学地学研究会で制作を進めてまいりました。

 

2 制作の本について

 

制作費:地学研究会自費出版   制作年数:約8年

タイトル:「新島襄の愛した石たち」

本の体裁:サイズは46版/口絵カラー8頁/本文320頁/本体1980円+税/

発行:同志社大学地学研究会、ISBN978-4-02-100325-7

発売:朝日新聞出版 https://publications.asahi.com/product/25667.html

 

制作は同志社大学地学研究会の自費出版とさせていただいておりますが、発売につきましては、題材が新島襄の蒐集していた石の初めての全公開ということで、朝日新聞出版にお願いいたしました。著者・発行者は同志社大学地学研究会となっております。

 

書籍「新島襄の愛した石たち」は、同志社法人のホームページでも紹介されております。

https://150th.doshisha.ed.jp/150th-info/detail/376

 

3 この本の発刊への思い

 

今までの資料収集活動の中で「新島襄」の新しい発見もたくさんありました。膨大な量の書き物が残されていたことに圧倒されました。今回の書物で、過去にあまり紹介されてこなかった自然科学への愛情あふれる人間像を紹介いたします。

 

その興味は石だけには留まらず科学全般におよんでいます。それは好きだからという言葉だけでは表せない深いものに感じられ、我が国を科学でもって発展させたいという情熱さえ感じられるほどです。制作に係わったすべての者が、その内容を一人でも多くの現役生、同窓生や一般の方々にぜひ知っていただきたいという思いで一杯です。

 

4 内容の一部 紹介

 

第1章……鉱物や石への目覚め

第2章……岩倉使節団の通事としてヨーロッパへ

第3章……日本での石集め

第4章……二度目の欧米見聞旅行

第5章……飽くなき石への想い

 

シタデルロックのある山を降りながら「魚の化石」を拾う新島襄

 

ポンペイ遺跡のモザイクの石、大文字山の三つの岩石、八重と集めた小さな貝殻、

溶岩舞い落ちるヴェスヴィオ火山、スミソニアン博物館訪問、群馬県安中の化石、

貰えなかったコネチカットの恐竜の足跡化石、神戸層群の木の葉の化石など