すみれ亭 句会

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『すみれ亭』秋の吟行句会(38年卒)

『すみれ亭』秋の吟行句会(38年卒)

 

日時:令和元年10月16日(水)
場所:小石川後楽園『涵徳亭』

 

すみれ亭恒例の秋の吟行句会が開催された。
場所は、東京小石川後楽園にある『涵徳亭』である。
小石川後楽園は、徳川光圀の代に完成した、
広大な池を中心にした回遊式築山泉水庭園であり、実に広い。
周りは高層ビルが建っているにもかかわらず、
庭園内を散策しているとそんなこと忘れさせてくれる。

 

 

 

 

今日は異常に大きな台風の後であったので、開催が危ぶまれたが、
幸い当初から予定されたメンバーは皆参集することができた。
さて、今日の句会はそんな雰囲気の中での句会であったが、
句会の内容の雑詠1句はいいとして、兼題1句の方が大問題であった。
というのは、何と「初恋」、「失恋」、「秋風」をテーマに詠みなさというのである。
しかも、それについての各自の思い出、経験を3分間でスピーチときたから、
皆一瞬戸惑ったのであった。
しかし、これも蓋を開けてみると、何と、誰もが3分などでは全く足りないほど、
熱のこもったお話をするではないか。
「初恋」という甘味なれど儚い想いなどは、後期高齢といった年代になっても、
全く忘れることなくその当時のままで心の片隅に残っているもののようである。

 

 

 

今日の句会で残念だったのは、欠席者が4名も出てしまったことである。
連れ合いや家族の体調が優れず、手が離せず欠席となったが、
こういったことは私たちの年齢では致し方ないことなのであろう。
いずれこの方たちからも、同テーマのお話を聞きたいものである。
今日の兼題の句の結果は以下のようであった。

 

 

特選2  あの頃はそよと秋風吹きにけり      黄雀
特選3  初恋の思い出今やコーラ味        浩
     秋の夜や想い出づるはおさげ髪      河童
     台風の目の中に入り身構へり       清龍
特選1  秋風や思い出ばかり消ゆる身は      信貴
特別賞  もろともに身を案じつつ語らいて
           しみじみ楽し心の恋人    西風
     鰯雲昭和一五年型のわれ         倦鳥
入選1  秋風や石庭の浪やや騒(ぞめ)く     豊嗣
     恋心語りつくせず野路をゆく       晶子
     初恋へタイムスリップ夾竹桃       らうら
入選2  恋すらし孫娘(まご)のつぶやき金木犀  和代

 

(文責:諏訪河童)

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