サークル活動
【江澤誠さん】『無差別空襲とB29捕虜殺害のBC級裁判』
【江澤誠さん】『無差別空襲とB29捕虜殺害のBC級裁判』
江澤誠さんの著書『無差別空襲とB29捕虜殺害のBC級裁判』のご紹介です。
【江澤誠さんからのメッセージ】
この度、新著『無差別空襲とB29捕虜殺害のBC級裁判』（花伝社）を上梓しましたので、僭越ながらご案内をさせていただきます。
本書は、アジア・太平洋戦争末期、米軍による日本列島各地への空襲が激しかった時期とその前後6年間の記録であり、無差別爆撃、捕虜、空襲軍律、BC級戦犯裁判、報復などをキーワードにして、1942年のドゥーリトル空襲から1948年のBC級戦犯裁判までを時系列に追った空襲と軍事裁判の歴史です。
また、1945年4月15日、房総半島に墜落したB29爆撃機搭乗員12名の運命と彼らの殺害が問われたBC級戦犯裁判を追い、副題『西畑村事件に見る被害、加害、そして報復の実相』が示すように、降下搭乗員の捕獲と殺害に関わらざるを得なかった人たちの苦節もたどっています。
その日、川崎大空襲に参加したB29一機が墜落したのは、筆者の生まれ育った千葉県夷隅郡西畑村（現大多喜町）と市原郡白鳥村（現市原市）との郡境付近でした。
航空機の発明は新しい形態の戦争を生みだし、アジア・太平洋戦争末期の米軍による無差別爆撃で日本列島は断末魔の様相を呈しました。そして、今日、世界各地で絶え間ない争いの日々が続いており、ミサイルや無人機ドローンの登場によって、空からの爆撃は新たな惨劇をもたらしています。
お忙しいところ恐縮ですが、ぜひお手に取ってご覧いただき、ご批判などいただければ幸いです。
また、地元自治体の図書館にリクエストして、蔵書にしてもらえないでしょうか。公共図書館に蔵書されれば、半永久的に、多くの人に読んでもらえる条件が整うことになり、また、資料としても残すことができます。
よろしくお願いいたします。
花伝社ホームページ（四六判、上製、362頁）
https://www.kadensha.net/book/b10137130.html
法学部政治学科1973年（昭和48年）卒 作家・評論家 環境学博士
スマトラ横断鉄道研究会代表
【著書紹介】『「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道』【江澤誠】
