地域交流講演会&コンサート
1月23日(土)「新島襄終焉の地 碑前祭」終了後、15時15分よりJR大磯駅前の小高い山を登った
聖ステパノ学園の海の見えるホールにおいて、「地域交流講演会&コンサート」が神奈川県支部の
主催で行われました。
コンサートホールの舞台後ろはガラス張りになっており、裏山の木々の間から相模湾が一望できる
素晴らしい景色のホールでした。定員200名のホールが直ぐに満席になりました。
司会を務めた神奈川県支部 平川功さんの紹介で、神奈川県支部長竹村慶三氏が開会あいさつ。
「大変寒い中、かくも沢山の人にお集まり頂き有難うございます。本日は新島襄の126回めの命日です。
126年もの間、終焉の地をお守り頂きました大磯町の皆様に感謝感激しております。」
司会 実行委員長 平川功さん
開会あいさつ 同志社校友会神奈川県支部 竹村慶三 支部長
続きまして村田学長からは「126年前、わが校祖、新島襄が大磯で客死したご縁で、
地域と大学が様々な形で結びついております。私どもは毎年大磯に参りますが、
大磯町の皆様も京都にお出での折には是非、同志社のキャンパスに来て頂ければ
こんなに嬉しいことはありません」との挨拶がありました。
開会あいさつ 村田晃嗣 学長
第一部の講演会は同志社大学 同志社社史資料センターの小枝弘和氏をお迎えして、
「新島襄と終焉の地 大磯」をテーマに講演して頂きました。
講演 同志社社史資料センター 社史資料調査員 小枝弘和氏
この大磯の地に病気療養に来た新島襄が亡くなるまでの約ひと月の間に何を考え何を訴えたかったのかを、
手紙や書簡、和歌など参考に解説して頂きました。心臓病の身体をおして、大学創設のために、
無理をしてでも京都を離れ募金活動に奔走し倒れたことがよくわかりました。
第二部はシンガーソングライター伊藤誠さんのコンサートでした。テーマは「いのちを歌う」です。
伊藤さんは昭和51年同志社大学商学部卒、第一勧業銀行に勤めながらシンガーソングライターとしても
活動されてきました。
病気に倒れ死の淵から「九死に一生」どころか、医師から「九九九死に一生です」と言われ
再び命を与えられたことをきっかけに、聴く人の心に語りかける歌をソフトな歌声で全国に
コンサートで届けていらっしゃいます。
シンガーソングライター 伊藤誠さん (昭和51年商学部卒)
TV番組「賢者の選択」のエンデングテーマ曲「君の風になろう」や病気を抱えながら志高く
車椅子で頑張っている小学生の夢果ちゃんへ贈った「夢のかたち」や京都時代祭を背景に
悲恋を歌った「都を紅く染め上げて」、最後に大震災で傷ついた被災地の方々の心が
満開の桜の花で癒されますようにと歌った「さくら」など7曲を、バイオリンの山田ひろみさん、
ピアノの田仲なつきさんの演奏で披露して頂きました。
伊藤誠さんの優しい歌声にしばし酔いしれたひとときでした。
ピアノ 田仲なつきさん シンガーソングライター 伊藤誠さん バイオリン 山田ひろみさん
閉会の挨拶は東京校友会の金屋副会長でした。
「伊藤誠さんのさわやかなコンサートにより、本当に気持ちの良い、心地よい時間を過ごさせて頂きました。
第一勧業銀行は、私と同年代の小椋佳さんといいスマートな方が多いんだなという思いです。
また、資料センターの小枝さまには新島襄先生と終焉の地である大磯町の関係を丁寧にご解説頂き
有難うございました。
東京校友会も来月2月12日に神田錦町、学士会館前にて生誕の地、碑前祭を執り行います。
以前は東京校友会だけで行っておりましたが、大磯町の碑前祭が地元の人達と一緒になって
やっていらっしゃるのを見て、東京校友会も4年前から神田錦町の人達と、
今年からは千代田区の観光協会も入って頂き共に碑前祭を行います。
是非、2月12日は神田錦町の学士会館前『生誕の碑前祭』へお越し下さい。」
閉会あいさつ 東京校友会 金屋憲二郎 副会長
文責/作村満明 (昭和52年法学部卒) 写真/新田博伸 (昭和52年法学部卒)