新島襄生誕の碑 碑前祭
2016年2月12日(金)午前10時45分より、千代田区神田錦町の学士会館横にある
「新島襄先生 生誕の碑」前において、学校法人同志社主催、同志社東京校友会後援で
「新島襄生誕の地 碑前祭」が行われました。
学校法人同志社西岡総務部長の司会により、讃美歌312番の斉唱から始まりました。
「いつくしみ深き 友なるイエスは 罪とが憂いをとり去りたもう」
の出だしの歌詞だけで、いつも、救われた気持ちになります。
式辞は学校法人同志社の大谷総長から
「ご多忙の中、お寒い中にかくも沢山の人がお集まり頂き有難うございます。
1843年2月12日午前10時ごろに、ここ安中藩邸にて新島襄、幼名七五三太(しめた)は
新島家の希望の星として生まれました。
成人して1864年に脱国してアメリカはボストンに渡り、10年後に帰国し、
1875年に同志社英学校を創設いたしました。
現在、学校法人同志社は14の学校と4万3千人の学生を擁するまでになりました。
同志社のミッションは自由主義、国際主義、キリスト教主義の良心教育により、
一国の良心たる人物を送り出すことです。
そのために、これからも、あらゆる努力をなし、発展、進化してまいりますので
皆様の益々のご支援をよろしくお願いいたします。
また、同志社創立140周年を記念して、神田錦町の前田会長、東京校友会の児玉会長、関係者の方々の
ご尽力により新島襄の生誕の地に由来する「錦三・七五三太(きんさんしめた)公園」が
開園しましたことは、総長としまして大感激の出来事でございました。
すべての関係者のご尽力に心からの敬意を捧げたいと思います。」
と挨拶がありました。
卒業生を代表して、同志社東京校友会児玉会長より
「昨年5月に神田錦町の前田会長や関係各位の皆様の尽力により、ここより50m先に
錦三 七五三太(きんさんしめた)公園が開園し、同志社の創立140周年に花をそえました。
また、それを記念しまして、『江戸神田生まれの新島七五三太』という冊子を新島研究会の編集で作製し、
同志社関係各位、全国の校友会支部、千代田区役所、千代田区内の全小学校、中学校に配布しました。
本日はこの後、学士会館におきまして、『江戸神田生まれの新島七五三太』というシンポジウムを開きます。
この碑の前に立ちますと、改めて建学の精神、良心教育を思います。
良心を忘れるこてなく言動や行動を行っていくことが、関東地区における同志社のプレゼンスを
高めることになるのだと思います。そういった思いと決意を新たにしたところです。」と挨拶がありました。
続いて神田錦町三丁目前田町会長より
「昨年、錦三 七五三太公園を計画中と申し上げましたが、5月に無事に開園いたしました。
これは、かなりインパクトのあることでして、各方面から沢山の反響を頂きました。
これを記念致しまして、このような後に公開シンポジウムを行います」
とご挨拶がありました。
次に、一同で同志社カレッジソングを歌い、最後に大谷総長、児玉会長、前田町会長から
碑前に献花を頂きました。
閉会の挨拶ではこの碑を永年守って頂いている学士会館の方々に感謝を捧げて閉会となりました。
参加者には芳名カードを書いたボールペンと新島襄の大好物だったぜんざいが配られました。
文責/作村満明 (昭和52年法学部卒) 写真/新田博伸 (昭和52年法学部卒)