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1.同志社が全ての問いにランキング1位!

 

この記事のグラフをfacebookで見たので内容を読んでみようと本屋に行ったが、もう次の号が出ていて買えなかった。それで図書館に予約を入れた。しかし、もう先約があり、先日、やっと読むことが出来た。

 

掲載誌は「AERA」2015.11.23-№51です。

 

特集は、有力私大比較の記事で、関東と関西で分けて比較している。
関西は、関関同立+近畿大学の5校の中で選んだ結果である。
次の8つの設問の全てに同志社が一位に選ばれていたのです。

 

「もし○○するなら、どの大学?」ということで

 

1.上司にするなら  2.部下にするなら
3.恋人にするなら  4.結婚するなら
5.友達にするなら  6.学生に戻れるなら
7.息子に薦めたい  8.娘に勧めたい

 

・久しぶりの「AERA」だが、このようなレベルの質問か!と驚いた。

 

・関関同立+近畿大学との中での比較なら当然とも言えそうだが、

 全て一位となると、矛盾もありそうだ。

 

・記事では、いつ、関関同立が近畿大学に追いつかれるか?
 と養殖マグロに注目して、論じていることも寂しい。

 

・最近の同志社はランキングや数値で評価されないものを志向してるとか。

 

・それならば、何時になれば、「良心」「愛」「支え」などのキーワードで
 高く評価されることになるのだろうか。

 

・学校関係者は、建学の精神の実現に向かって行動していただきたい。
 新しい人事で、振り出しに戻らず、成果を引き継いで前進いただきたいもの
 です。

 

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2.新島を育てたニューイングランドという「環境」<まとめ>

                      <ボストンツアーの報告>

 

新島はラッキーな男だ、とよく言われる。

今回の「環境」を見ても、運の良さをつくずく思う。

新島はアメリカに向かった船籍がボストンであることからニューイングランドの地に上陸する。そこでの貴重な3つの出会いを採り上げる。

 

①文字どうり敬虔なクリスチャンとの出会い

②「会衆派」のキリスト教に出会い。

③「アーモスト・カレッジ」とという学びの場。

 

      <はじめに> 「ニューイングランド」について

 

 ニューイングランドとは、アメリカ合衆国の北東部の次の6州を統合した地域の呼び名。コネチカット州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、メイン州、ロードアイランド州の6州によって構成される。

その内、新島と直接関係あるのは、5つの州である。

 

 新島が過ごした地域はマサチューセッツ州に集中している。その他は、新島が夏期を過ごしたハーディーさんの山荘がメイン州にあり、「日本にキリスト教主義の学校を創りたい」と演説したグレイス会衆派教会はバーモント州のラットランドにある。又、1868年8月に徒歩旅行に出かけたとき、バーモント州フェアリの教会でサイラス・マッキーン牧師の説教を聞いている。

 

もう一つは、コネティカット州のニュー・ヘイヴンがある。アメリカを去るとき汽車でニュー・ヘイヴンに向かい、(途中、ハートフォードに下車して、知人に会っている。)ニュー・ヘイヴンにあるイエール大学のポーター総長宅でハーディー夫妻等とお別れの集いを持っている。新島としては思い出深いところであったと思われる。

 

1.敬虔なクリスチャンとの出会い

 

 最初に入学したフィリップスアカデミーでの学窓生活は、極めて厳格なピューリタンのテイラー校長の方針に従って過ごしている。下宿先のヒドゥン家で出会ったフリントは「親切で敬神の念の深い隣人」であり、フリント夫人からは毎晩、新約聖書を説明してもらっていた。

 このような人たちの原点はピューリタン(清教徒)で、新島が出会ったハーディー夫妻やシーリー教
授、テイラー校長、フリント夫妻等の個人の中にはピューリタニズムが浸透していた。

 

2.「会衆派」との出会い

 

 新島が接したキリスト教は、プロテスタントであり、「会衆派」という教派のキリスト教であったことを忘れてはいけない。会衆派教会の特色は「各個教会の独立自治」にある。いかなる教会的・教理的信条にも拘束されない自由を尊重する。

 

 日本では戦時下、プロテスタント諸教派との合同することを指示され、組織としての会衆派教会(組合教会)は存在しなくなったが、同志社系の教会を中心に会衆派の伝統は今も息づいている。

 

 会衆派の人々は外国伝道に力を入れるために宣教団体「アメリカン・ボード」を設立している。同志社は「アメリカン・ボード」から多大な恩恵を受けている。なお、アメリカン・ボードは会衆派の人びとが中心でしたが、同志社で教えたアメリカン・ボード派遣のゴードン宣教師は、カンバーランド長老派の人でした。ということからアメリカン・ボードは超教派だったとも言えます。

 

3.「アーモスト・カレッジ」との出会い

 

・新島は1867年9月アーモスト・カレッジに入学し、3年間在学した。

 

・アーモスト・カレッジはピューリタンの信仰を堅持するために設立された会衆派教会と密接な関係を持つ学校で、宗教行事が多く、毎朝の祈祷会、毎日曜日のチャペルでの礼拝、毎木曜日の夕方の説教などあり、会衆派教会と密接であったことがうかがえる。

 

・新島が学んだ頃のアーモスト・カレッジのカリキュラムは、ギリシャ語、ラテン語、道徳哲学、歴史、地質学、化学、心理学、その他数学関係の科目、作文、修辞学など。

3年次以降に動物学、解剖学などが選択科目にあり、4年次になって始めて政治・経済という社会科学系の科目が出てくる。なお、演説と体育は4年間通じて必須であった。

 

このようなカリキュラムは、リベラル・アーツ・カレッジとしての独特なものであり、教養を幅広く学べるのが特徴で、新島はそれを学んでいる。。

・なお、アーモスト・カレッジは全寮制で、寮生活からの学びも新島にとって貴重な環境であった。

 

 リベラル・アーツ・カレッジの教育内容は基礎的な教育研究で四年制。全寮制少人数教育が特徴。ほとんど大学院を持たず、教授は学部学生の教育に専念している。

 

 多くのカレッジは総合化され、大学(University)となったがアーモスト・カレッジは、今でもリベラル・アーツ・カレッジの特徴を堅持している。

 

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 以上、運の良さを見てきたが、これらが「運」によるものか、と疑問が出てくる。やはり、「人間・新島襄」に全て、あると思う。近々、「人間・新島襄」にチャレンジしたいと考えるようになってきました。ご指導のほどよろしくお願いします。■

 

              同┃志┃社┃フ┃ァ┃ン┃レ┃ポ┃ー┃ト┃
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                      №75 2015/12/01発行
                  発行:「同志社ファンを増やす会」
                 多田直彦:hgf02421@doshisha-u.net

 
・・・・・・・<「同志社ファンを増やす会」モットー>・・・・・・・
                   新島襄と同志社をもっと知ろう
                   学べば、同志社の良さが見え,
              母校に誇りと自信が持て,フアンになる。
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