同志社東京校友会

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年次会活動

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6月2日、3日の一泊二日で会津を満喫しました。鬼怒川温泉経由と郡山経由の二手に分かれて会津に向かった 一行は12時会津若松駅全員集合でボランティアガイドと、駅前で記念撮影の後、復元日新館にバスで直行。もともと日新館は若松城の西隣にあったもので、戊 辰戦争で焼けたため、北部郊外に私財で復元されました。ここには武士の10歳以上の子供が1000人も通学していました。文武両道の教育重視の会津藩の方 針がよくわかります。水泳や馬を乗り入れての鍛練用池もあります。弓の体験コーナーでは、同志社弓道部OBが腕を振るう一コマもありました。この日は同志 社女子大OBが80名見学予定とのことでしたが、入り口でバスですれ違うというハプニングもありました。

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 旧滝沢本陣から飯盛家の前の道を上り飯盛山に行き、白虎隊が戸の口堰洞穴を通り飯盛山に避難した洞穴を見 て、さざえ堂、白虎隊の墓、自刃の地などを見学の後、1日目のハイライト山本家のお墓がある大龍寺を訪れました。八重が晩年に訪れ建立した山本家のお墓に は八重の書による墓石があり、裏側には山本権八の娘で京都在住の新島八重子と表記されています。そのあと住職のご高齢の婦人による庭園案内でおいしい梅干 しをいただきながら、庭園の説明や維持のご苦労を聞きました。大きな池にスイレンが咲き、杜若がきれいでした。この庭園は御薬園の試作ともいわれ、モミジ は京都高尾から持ってきたとのことです。容保の長男で同志社に入学した容大が生まれた由緒ある寺です。
 東山温泉の旅館に着いて一風呂浴びたのち郷土料理や地酒を楽しみながら親交を深め、二次会はカラオケで盛り上がりました。
 翌早朝には背炙(せあぶり)山の展望台まで行き猪苗代湖、会津の景色に感動した有志もいました。
朝、9時に旅館前で記念撮影の後、すぐ近くの松平家御廟を見学、亀石に乗る大きな石柱には業績が漢文で書か れ、拝みどころ、石灯籠、墓石、鎮目石などが山の斜面に各代ごとに設置された偉大さに驚きました。容保の墓所は一番奥にありましたが、なかなか建立でき ず、大正6年にやっとできたそうです。初代の保科正之の御廟は猪苗代湖の土津神社にあります。また二代は仏式のため少し離れた場所にありました。

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 このあと西郷頼母の屋敷を復元した会津武家屋敷を見学し屋敷の大きさに目を見張り自刃の間の再現に幼子ま でがかわいそうにと思いました。次に訪れた御薬園重陽閣では郷土史の研究家で大河ドラマの時代考証を担当されている野口信一先生のお話をお茶をいただきな がら、いろいろな資料をもとにわかりやすく説明をいただき、大河ドラマ制作の裏話など興味深く聞き、質問も次々と出て有意義な1時間を過ごしました。先生 を囲んで記念写真とご執筆の城下絵図にサインをもらうなどして昼食に向かいました。

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昼食は有名な蕎麦屋で関西風の出汁でいただく地元の蕎麦は格別でした。
 午後からは若松城の天守閣に上りました。途中に陳列された博物館さながらの資料は時間が少なくて十分に見 られませんでしたが貴重なものばかりでした。その後は西郷頼母邸跡碑、山川家三兄弟のパネル、捨松のパネルなどを見て、八重・覚馬の生家跡碑の前で記念撮 影後、日新館跡碑、天文台跡などを見学して会津若松駅に戻り会津の旅もお開きとなりました。

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次回また元気でお会いしましょうと再会を約束しました。(文責:42会藤原敏志)

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