校友のひろば【大森青児監督作品】 映画「家族の日」 【舞台挨拶】
同志社大学経済学部を1972年(昭和47年)に卒業された大森青児さんの第一回監督作品「家族の日」が、
11月19日(土)から東京で公開されています。
ロケ地の岡山から大阪、京都、神戸、名古屋と順番に公開されてきて、いよいよ新宿K's cinemaでの公開となりました。
大森監督は、同志社大学を卒業後NHKに入社し、ディレクターとして大河ドラマ「武田信玄」や
朝の連続テレビ小説「鮎のうた」や「はね駒」「京ふたり」「ぴあの」など次々に世に送り出し大活躍されました。
NHK退職後、今回が第一回の映画監督作品ということで主役級の役者さんが多く出演されています。
20日(日)は、主役の伊原剛志さんや田中美里さん、岸部一徳さんが上映後、舞台挨拶に来られました。
左から、大森青児監督、伊原剛志さん、田中美里さん、岸部一徳さん

映画は東京で気持ちがバラバラになった5人の家族が、その絆を取り戻すために
岡山県高梁市に移住していろんな体験をするひと夏の物語です。
3人の子供を中心に田舎で、いろいろな出来事が次々に起こります。
そこに山に住むターザンと呼ばれる岸部一徳さんが絡んできます。
映画のテーマは「人はひとりでは生きられない」と学ぶことです。
岡山県が大森監督の故郷であり、高梁市でのオールロケで、自然豊かな村や森の中や滝や川や祭りが舞台になっています。
東京から移住して来た家族が一体どうなるのか? ぜひ、劇場にてご覧下さい。
役者さんもみんな、監督のNHK時代からの20年以上前からの仕事仲間であり、
舞台挨拶でも和気あいあいの様子がよくわかりました。
主役の伊原剛志さんと監督の出合いは26年前、NHKの社員食堂で、
お腹を空かせた伊原さんがラーメンとチャーハンを食べている時に紹介されて、
当時すでに著名だった大森さんが「食べてていいよ」と言ってくれたので素直に受け取り
食べながらオーデションを受け、完食する間に合格したことをバラされていました。
舞台挨拶ではもう一人の主役、5歳の次男を演じた茂山慶和くんが現場でも眠たい時に寝てしまい何をしても起きないくらいで、
演技も自然で素晴らしいかったと監督や大人の役者さんに誉められていました。
その他には、平田満さん、川中美幸さん、大竹まことさん、川上麻衣子さんらの出演があり、
皆さん高梁市の地元の人になりきって脇を固めておられました。
子役の茂山慶和くんが最後にナレーションする場面が素敵でした。
家族みんなでみたい映画です。
【上映日時】
◆新宿 K's cinema 11月19日(土)~12月9日(金)
11月19日(日)~12月2日(金)【1日3回上映】
(1)12:15~、(2)14:30~、(3)16:40~
12月3日(土)~12月9日(金)【1日3回上映】
(1)12:15~、(2)14:15~、(3)16:15~
◆埼玉 シネティアラ21 11月12日(土)~
◆愛知 ミッドランドスクエアシネマ 11月12日(土)~
文責/作村満明 〔1977年(昭和52年)法学部卒〕
写真/新田博伸 〔1977年(昭和52年)法学部卒〕