同志社東京校友会

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年次会活動

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5回目を迎えた関東42会の温泉旅行。今回は奥日光湯元温泉に一泊して、日光国立公園の大自然にふれ、翌日は金精峠を越え、丸沼高原から日光白根山の登山口まで、全長1200メートルのロープウエイで一気に上がり、ロックガーデン、展望台にしつらえた足湯を楽しんだ後、丸沼高原ロープウエイ駅より、貸切りジャンボタクシーにて、吹き割の滝を見学して沼田に抜けるコース。

 8月25日、東武日光駅に11時半集合。東武鉄道利用組が全員予定時間よりも早く到着。中禅寺湖行のバス始発駅はJR日光駅。JR利用組に携帯連絡し、一本早いバス乗車をめざし、徒歩五分ほどの緩やかな勾配の煉瓦道をJR日光駅へ。思いがけず明治の面影が残る駅舎のたたずまいと、静寂な駅舎周辺の雰囲気に旅ムードも盛り上がり、全員そろったところでゆったりしたバスに乗車。

 心配していた天気も、薄日のさす行楽日和。一時間ほどで中禅寺湖温泉駅に到着。お昼をすませ、連日の雨で水量の増した豪快な華厳の滝を見学のち、赤沼バス停まで再度バスに乗車。

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 いよいよ本日メインの戦場が原→湯滝→湯の湖→湯元温泉への3時間行程の散策へと、9人の、古稀を迎え、あるいは迎えようとする兵どもが(女性3人)が一歩を踏み出した。

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 戦場が原は男体山が噴火してできた湿地帯。左手に幻想的な流れの清流湯川、右手に広がる湿地帯、そして雄大な男体山。ところどころに鑑賞場所が設置され、よく整備された木道を、快調に歩みを進めた。それぞれが思い思いの場所でしばし歩みを止め、何やら瞑想に耽る。緩やかな登りの木道を歩いた後は、熊に遭遇する危険があるやもしれぬ原生林の中を湯滝に向けて軽快な足取り。
 2時間の行程を終え、そろそろ息が切れた頃、目の前に湯滝が、どどど、どーっと、度肝を抜くような勢いの水量で急勾配をなだれ落ちる姿が目に飛びこみ、疲れも一気に吹き飛んでしまった。

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 さすが国立公園。満面と水をたたえた中禅寺湖より20分ほどで、水墨画を思わせる幽玄な湯川の流れ。
 あざみ、下野の花の残花が、吾亦紅、りんどうが咲き始めた湿地帯、そして、奥深い原生林の中の岩盤に滔々と流れ落ちる湯滝。その自然の豊かさに、一同感動あるのみ。

 湯滝に、旅館より迎えのバスをお願いしていたものの、微熱や、腰や膝の痛みを抱えながらの参加者ありの、当初の危惧もなんのその。全員が全行程の踏破を希望。
 しばし湯滝を眺めた後、急峻な階段を湯の湖へと全員が歩みを進める。階段を上りきり、湯滝の左湖畔の遊歩道を抜けて5時に旅館にゴールイン。みなさんよく歩きました。

 乳白色の源泉で疲れを癒し、和気藹々の食事を済ませ、ホテルの一室で暫し歓談後に全員安らかな眠りについたはずが、皆が眠る丑三つ時、何やら一室では真夜中の宴会が開かれ、高らかな哄笑が鳴り響いたとのこと。いやはやお元気なことです。

 翌日26日は早朝より大粒の雨。心配だったロープウエイは動いているとのこと。無料シャトルバスで丸沼高原ロープウエイ駅に。雨に煙る山頂駅を散策。
 その後、予約していた貸切りジャンボタクシーで吹き割の滝見学へ。途中尾瀬市場に寄り道、木造テーブルセットの青空休憩設備が完備、屋台の食事メニューも魅力的。地元の新鮮なトウモロコシ、野菜を購入。皆さんお味はいかがでしたか。

 いよいよ本日の見どころ吹き割の滝へ。雨も上がり、これも水嵩をました川の流れが、川幅いっぱいに広がった亀裂を渦巻きながら濁流のごとく流れ込む様子は圧巻。滑りやすい岩盤を歩き、巨岩の林立する異様な風景の川岸へ。
 好奇心旺盛の6人の無謀な冒険家が対岸の吹き割散策路へと。

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 吹き割の滝の鳥瞰図を満喫したものの、降り出した雨に急ぎ足。心配で迎えに出ていたわが42会会長の出迎えにほっと胸をなでおろして、タクシーに乗車。予定時間よりも早いとのことで運転手の勧めで立ち寄り湯へ。なんとこれが日本全国でも屈指の人気の立ち寄り湯。
 ロケーション、建物、設備、湯質に大満足。こざっぱりしたところでJR沼田駅に到着。列車の時間に合わせて予約していた地元の飲み処天神で打ち上げ。料理、地酒を味わって意気揚々と帰路へ。2日間、温泉幹事の自己満足的企画におつきあいいただいた皆様本当に御疲れ様でした。

(文責:42会 鴨下眞佐子)(写真:42会 片桐  陽)

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