日 時: 2015年12月8日(水)10時
集合場所: JR総武線 飯田橋駅西口
天 候: 曇
参加者数: 37名
案 内 人 : リーダー 駒田隆之(43工)
サポーター 小林繁蔵(43法)、吉川進(43工)
歩行距離: 約6.5km
≪コース≫
総武線 飯田橋駅(点呼)⇒ 東京大神宮 ⇒ 築土神社 ⇒ 靖国神社 ⇒ 高燈籠 ⇒ 田安門
⇒ 武道館 ⇒ 北の丸公園 ⇒ 将門塚 ⇒ 魚や一丁銀座本店(忘年会場)
今回は神社3ヶ所(東京大神宮、築土神社、靖国神社)に参拝後、北の丸公園を抜け、
大手町を経由して京橋の忘年会会場まで都心部を楽しむ経路としました。
午前10時の飯田橋駅西口近くの富士見教会前に集合し、点呼の後に外村会長の挨拶、
駒田リーダーの挨拶及び行程説明を行い出発しました。
最初に訪問した東京大神宮は、近年都内屈指の恋のパワースポットとして
若い女性に大変な人気がありますが、元々の由来は江戸時代人々が生涯かけていた伊勢神宮への参拝を、
東京において遥拝出来るようにとして明治13年に創建されました。
従って伊勢神宮(内宮と外宮)の祭神である天照皇大神と豊受大神、さらに倭比賣命が祭られています。
暁星小学校・中学校・高校・修道院、フィリピン大使館、和洋九段女子高の立ち並ぶ
閑静な通りを通って、2ヶ所目の築土(つくど)神社にお参りしました。
現在は近代的なビルに囲まれた形となっていますが、創建は西暦940年に京都で討たれた
平将門の首を、密かに持ち帰り祀った事に始まる由緒ある神社で、
武勇長久の神として親しまれています。
その後靖国神社に参拝に行きましたが、境内の銀杏が丁度黄葉の見頃で、
素晴らしい秋の風情を楽しめました。
本殿に参拝後神門前で集合写真を撮り神社を後にしました。
靖国神社を出た後、和洋折衷の不思議な形をした高燈籠の脇を通り、田安門から北の丸公園に入り、
日本武道館、吉田茂銅像を通って清水門脇の広場で小休止後、
竹橋を通り最後の訪問地である将門塚へ向かいました。
皇居のお濠端の道は、丁度皇居乾通り一般公開に訪れた人達で混雑しており、
引率に若干苦労しましたが不具合なく将門塚に到着。
ここは平将門の首を祀ってあり古くから江戸の地における霊地として、
尊崇と畏怖とが入り混じった崇敬を受け続けてきて、
この地に対して不敬な行為に及べば祟りがあるという伝承が出来ました。
関東大震災後の跡地に大蔵省の仮庁舎を建てようとした際、工事関係者や省職員、
時の大臣の相次ぐ不審死が起こり、将門の祟りがあるとのことで仮庁舎を取り壊した事件や、
第二次世界大戦後にGHQが周辺の区画整理にとって障害となるこの地を造成しようとした際、
不審な事故が相次いだため計画を取り止めたという事件があり、
結果、首塚は現在まで残ることとなりました。
今でも隣接するビルは「塚を見下ろすことのないよう窓は設けていない」
「塚に対して管理職などが尻を向けないように特殊な机の配置を行っている」とされているようです。
予定の訪問先の見学を終え、現役時代には多くの参加者も訪れていた懐かしいビルが、
殆ど新しく建て替えられた丸の内・大手町・八重洲地区を通り、
忘年会会場の魚や一丁銀座本店に到着し、本日の歩こう会に参加されなかった方も含めて
総勢49名で楽しいひと時を過ごしました。
(吉川進 記)