東京40会

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日春展鑑賞と食事会

日春展鑑賞と食事会

 

4月23日(水)、東京40会員で日展に11回入賞の平岡 燁さんが第59回日春展に出展しているので、40会の日を設けて会員17名が東京都美術館に集合しました。8回ほどの新日春展と言う名称から本来の名称に戻ったそうです。

 

この日は朝からあいにくの雨、40会会長が急逝されたのを1週間前に知った時の寂しい気分そのもので美術館へ向かいました。

 

平岡さんの画の題材は甍で、瓦葺きの屋根と共に椿の花びらが黒紅色に染まる「黒椿」が描かれています。
この日本最古の瓦葺きの屋根は奈良市の本格的仏教寺院で、世界文化遺産でもある「元興寺」です。

 

 

平岡さんの絵心は見える風景や自然をそのまま描写すると言うより、いつでもどこでもふと感じた思いを大切なテーマとしていて、心を落ち着かせるため何時もバッハ、モーツアルト、シベリウスのレコードで音楽の世界に引き込まれながら絵を楽しんでいますとのことでした。元興寺を画題にしたのは学生時代の頃より一人で奈良や京都など、同じところを歩きまわるのが好きで、とのことです。展示に奇抜さや華やかさの作品が多い中での重厚さと奥深さはこの絵心と納得。

 

 

食事会
多趣味な40会長の鈴木さん、宴会場も限りなくご存じで、寄席の上野広小路亭後に常用の御徒町駅前吉池食堂で、図らずも追悼の食事会となってしまいました。平岡さんがご遺族から聞かれた4月10日に逝去された鈴木良之会長が急に亡くなるまでの経緯について詳しい話しがありました。その話の中で「40会の集まりがある時には献杯ではなく、乾杯をして賑やかに大きな声で同志社の歌を歌って楽しい会にして戴くと本人が一番喜ぶと思います」の御意思にしたがって乾杯をし、濱田浩實氏に再度会長をお願いすることとし、従来通りの40会を存続させることで参加者全員の賛同を得て、同志社の歌を高らかに歌って散会しました。

 

 

 

 中段 記