同志社東京 歩こう会

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第199回 芝を楽しむ

第199回 芝を楽しむ

 

日 時: 2022年9月20日(火) 

集 合: JR「浜松町駅」北口改札

天 候: 雨時々くもり

参加人数:15名

案内人: 吉川 進(S43 工)

サポーター:小林(S43法)、末松(S44経)、下田(S52法)

距離:約6km

 

(コース) 浜松町駅→芝離宮恩賜庭園 → 芝大神宮 → 芝公園(ペルリ像)

→ 芝東照宮→ 増上寺 → 東京タワー(昼食)→ ロシア大使館 → 六本木交差点(解散)

 

台風14号の余波の影響での悪天候の中、15名の元気なメンバーが集まり、

普段はあまり訪れることのない芝地区の散策を楽しんだ。

 

芝離宮恩賜庭園

少し離れた浜離宮には殆どの人が訪れているが、

ここ芝離宮は駅から1分の便利な場所にありながら、本日のメンバーも初めての方が多かった。

生憎の悪天候の影響もあり、見学している人がほとんどおらず、

街中のビルに囲まれた回遊式庭園を存分に楽しむことが出来た。

所々に咲き始めた赤い彼岸花が秋の情緒に彩を添えていた。

 

 

芝大神宮

ご祭神が、伊勢神宮内宮の天照大御神と外宮の豊受大神と同じであることから

「関東のお伊勢さん」と言われ、特にお伊勢さん参りがブームとなった江戸

時代には大変な賑わいをみせていた由。

11日から始まった秋の例大祭(だらだら祭り・生姜祭り)のさ中であったが、

荒天のために混雑は無かった。

境内の狛犬一対は、歌舞伎の演目「め組の喧嘩」で有名な町火消のめ組が奉納したもの。

本殿は伊勢神宮と同じ簡素な神明作り。

 

 

芝公園

芝大門をくぐると、江戸時代には現在の芝公園・プリンスホテル・東京タワーも含む

広大な寺域を誇った増上寺の境内となる。

その芝公園内に日本開国を迫ったペルリ提督の像(イケメン過ぎる?)が佇んでいる。

 

 

芝東照宮

殆ど知られていないが久能山・日光・上野と並び四大東照宮に数えられている。

日光に代表される金箔をふんだんに使った極彩色の装飾とは趣を異にし、

外からだと見落とす様な質素な佇まいで、訪れる人は殆どない。

境内には三代将軍家光のお手植えと伝えられている公孫樹(いちょう)の巨木が聳えている。

 

 

増上寺

徳川家の菩提寺として格式の高い浄土宗の名刹。境内の奥には歴代の将軍

(2代、6代、7代、9代、12代、14代及びその御台所の和宮)の墓所がある。

初代・3代(日光)、15代(谷中)を除く他の将軍は上野の寛永寺に葬られている。

 

 

東京タワー内で昼食の後最後の訪問地へ。

 

ロシア大使館

時節柄厳重な警備が行われており、立ち留まることも会話も憚られる雰囲気の中を、

横目で広大な大使館を見ながら進む。

敷地は1万㎡・資産価値は約300億円と言われているが、

不動産の登記上は今もソビエト連邦となっている。

今から30数年前にソ連が崩壊した際、ロシアが所有権の移転を画策したが、

独立した他の14ヶ国中ウクライナのみが反対し今に至っている。

何か今の両国の紛争の底流を見る思いだ。

                      (吉川 記)